男の子の誕生を祝って飾る五月人形
五月人形といえば、男の子の誕生を祝って飾る人形のことをいいます。
健康に立派に成長してほしいという願いが込められています。
元々は武家の風習でしたが、江戸時代頃から庶民の家にも広がっていきました。
今でも端午の節句には、室内に五月人形を飾ったり庭などに鯉のぼりを立てるという風習が残されています。
では、現代ではどんな五月人形が人気なのでしょうか。
誰が購入するかは地域の風習によっても異なりますが、両親が用意する場合もありますし祖父母が購入することもあります。
一昔前までは、大きくて立派なものが良しとされていましたが、最近では住宅事情などもあってコンパクトなものが好まれています。
一戸建て住宅ではなく、マンションやアパートなど集合住宅に住んでいるという家庭も多いからです。
あまり大きなものだと飾るためのスペースがないといったこともありますし、収納するのにも場所をとってしまうということもあります。
実際に購入する際には、飾るスペースだけではなく収納スペースのことも考えて選ぶことが重要です。
兜や道具などが全て飾り棚に収まる収納飾りなどもあるので、収納スペースがあまりないというご家庭や出し入れするのが大変と考える人に人気があります。
五月人形の種類は豊富に揃っている
五月人形の種類は豊富に揃っており、映画のキャラクターをモチーフにした限定商品やアニメのキャラクターが兜をかぶっている人形なども見られます。
両親がその映画のファンだという場合や子供向けの可愛い人形がいいといった人に喜ばれています。
ただし、人気が高いのはやはりオーソドックスな五月人形です。
祖父母が初節句のお祝いとして購入することが多いので、熟練の職人が伝統技法を活かして仕上げる定番のスタイルが人気があります。
細かい部分にまで丁寧な細工が施されているものもある、質の良さを感じることができます。
使用されている吉祥文様にはそれぞれ意味があるので、縁起物としては最適です。
例えば七宝文様は子供の成長を願う文様ですし、麻の葉文様は子孫繁栄や家庭円満といった意味があります。
それから戦国武将シリーズも高い人気を誇っています。
戦国武将は若い女性の間でもブームになっており、上杉謙信や伊達政宗、真田幸村といった戦国時代の名だたる武将が注目されるようになりました。
男性でも戦国武将のファンだという人は多いと思います。
そのため我が子にも戦国武将の兜を与えてあげたいと考える親御さんも多いようです。
最終更新日 2025年6月9日