ハウスメーカーと建設会社はどっちがおすすめ?

ハウスメーカーと建設会社はどっちがおすすめ?

住宅などを建てる際、ハウスメーカーと建設会社のどちらの方が良いのかで迷ってしまうこともあるものです。

名のあるメーカーの方が安心感を持てそうな印象からか、大手への依頼が行われることも多いですが、失敗をしたと感じられるケースが実は少なくありません。

どのような理由で失敗に繋がるのか、また、建設会社ならではのメリットにはどんなものがあるのか見ていきましょう。

ハウスメーカーへの失敗例

はじめにハウスメーカーへの失敗例を見ていくと、よくあるのは費用の問題で、高く付くことで後悔をするケースが見受けられます。

建設関係の施工は総じて費用が掛かりがちではあるものの、特にメーカーの場合ですとコストが大きく掛かることがあります。

そこには中間マージンが関係しており、下請け業者が多く入ることによってコスト増に繋がってしまうことがあるのです。

ハウスメーカーに依頼をすると、会社の人間が手掛けてくれるのだろうと思われてしまうこともありますが、実際はそんなことはありません。

現場で作業をするのは下請け業者であって、メーカーはその橋渡しをする役割にしかすぎないのです。

そして橋渡しをするにあたり発生するコストが上乗せされてしまう分、依頼をする側には多額の負担が掛かりがちです。

なお、下請け業者については依頼者側に分かりませんので、もしかしたら質の良くない会社が携わってくることもあります。

下請けの手抜きによって施工トラブルが生じるケースもあることから、有名なハウスメーカーだからといって安心ができない実情もあるのです。

トラブルが生じた時に、対応の遅さで揉めてしまうのもハウスメーカーに関するありがちな失敗例です。

なぜ対応に時間が掛かってしまうのか、理由には先にも登場した下請け業者の存在が関係しています。

色々な業者が関わってくると、責任の所在について答えが出にくくなるどころか、時には責任の押し付け合いによって業者同士で揉めてしまうこともあるのです。

無論、困るのは依頼者側ではあるものの、メーカーらは安易に責任を認めることもできないことで、結果的に多大な迷惑を被ってしまうことがあります。

その他にも、担当者の異動による不便もよくある悩みに挙げられます。

特に大手のハウスメーカーですと異動によって担当者がいなくなってしまうケースがあり、相談相手となる後任者に情報が伝わっていないことがあるのです。

結果的にいちから相談をする羽目になったり、相性の悪い担当者が付いたことで納得のいく対応を得られなくなったりという不便を強いられます。

ハウスメーカーの場合はこういった失敗例が生じることがありますが、これらの不安なく依頼をするにはどうすれば良いのでしょう。

建設会社はトラブルが発生しにくい

ひとつの対処法としては建設会社への依頼が挙げられ、ありがちなトラブルを回避しやすくなるはずです。

建設会社の良いところは、ハウスメーカーで起こり得るトラブルが発生しにくいことに尽きます。

余計なマージンが発生しないことでコストが安く済みますし、万一、トラブルが起こったとしても下請け業者の介入が少ないことで迅速な解決に期待することができます。

地元密着の企業なら一件ごとの依頼を大切に捉える傾向も強く、担当者が変わって困るという面倒な事態も起こりにくくなるでしょう。

それならば建設会社に依頼をすれば万事安心なのかというと、そうではない面もありますので注意も必要です。

企業体質はピンキリでもあるため、しっかりと見極めて選択をしないと無用なトラブルを招くことにもなりかねません。

注意すべきポイントもありますのでチェックしておきましょう。

費用の問題を明確にしてくれる会社を選ぶこと

まずトラブルの原因になりやすい費用の問題を明確にしてくれる会社を選ぶことが大切です。

たとえ安い見積もりを作成してくれたとしても、中身が曖昧では不安を禁じ得ないものです。

安いなりの理由が隠れていることもありますので、なぜ安いのかをしっかりと説明してくれるところを選ぶようにしましょう。

また、できれば色々な会社から見積もりを出してもらい、適正な内容なのかを見極められるようにしておくことが望ましいです。

最初から一社に絞ってしまと基準がなく判断に迷ってしまいます。

他と比較をすることで適正価格なのかをジャッジしやすくなるでしょう。

丁寧な説明をしてくれるかどうかも重要です。

見積もりに関する疑問点はもちろん、建設における不安などがある場合も、どんどん尋ねてみるのがおすすめです。

真摯に向き合ってくれる会社なら納得がいくまで細かな説明をしてくれるはずですし、そこでの対応に不満があるようなら他を当たってみることも考えましょう。

信頼ができる会社かどうかは、会話を通してこそ見極めることができるものですので、依頼者も消極的になり過ぎてしまわないように注意したいところです。

希望を汲んだ設計や見積もりになっているか、これもポイントのひとつです。

中には、希望を反映してくれることなく強引に工事を進めてしまうような悪徳業者も存在します。

このような建設会社では今後、トラブルになるのも目に見えていますので、こちらの希望を無視するような対応が見て取れるようなら注意してみた方が良いでしょう。

最終更新日 2025年6月9日

rcollider

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